【長野県・浅間山】日本屈指の成層火山 浅間山へ
梅雨入りももう目の前ですね。
昨年は土日は晴れが多かったけど、今年もそんな幸運が続くなんて、、、
というわけで、梅雨入り前にガツンと登ってやろうと、前から気になっていた長野県の浅間山へ行ってきました。
梅雨入り前の最高の青空に出会いました。
浅間山には、車坂峠から外輪山を越えて浅間山へ向かうコースと、浅間山荘(かの有名なアレとは別)から登る2つのコースがあります。
※昔は峰の茶屋から登るルートもあったようですが、今はその話を聞かないですね。
今回は浅間山(前掛山)に一番近い、浅間山荘からのコースにしました。
※昨年噴火警戒レベルが下がりましたが、今でも前掛山までしか登れません。
東京から車を走らせること3時間。
4時に東京を出たこともあり全く渋滞もなく、浅間山荘へ。
最後の15分程度は未舗装路ですが、目立った凸凹もなく走り易い道です。
帰りに寄りましたが、本当に真っ赤なお湯でした。(鉄の臭いがプンプン)
ちなみに、駐車料金500円ですが、駐車券を見せると温泉代が800円→600円へ200円割引に。登山口の温泉・駐車場としてはかなり良心的な設定です。
登山口には立派な鳥居。
1mの噴石がって、
そんなの飛んできたら、もう運に任せるしかないですね、、、、
思わず知り合いにこれから浅間山に登ることを連絡する私。
歩き始めはこんな気持ちのいい新緑の中。
繁忙期を乗り切って荒んだ心に染み渡ります。
脇を流れる川。
さすが火山。とんでもない色をしています。
40分くらい、ウォーミングアップ気分で歩いていると、一の鳥居へ。
ここで分岐しますが、どちらに行っても後で合流します。
左のコースは緩やかに長く歩くコース。
右のコースは川沿いに滝まで歩いて、最後に一気に標高を上げるコース。
左に行くと滝は見れませんので、行くなら右のコースがオススメです!
不動の滝。真下まで行けます。
まあ、それ以外に特筆すべき事項もないのですが、真夏だと滝の風が心地よさそうです。
ちょっと歩くと急に開けて目の前に立派な岩壁が(牙山)
突然木の合間からこんな立派な岩壁が見えるので思わずテンションが跳ね上がります。
このエリアをカモシカ平というそうです。
浅間山にカモシカがいるなんてこの時初めて知りました。(山脈メインで、独立峰とかにいるイメージが全くなかった、、、
水が川に向かって染み出しているところ。もう、地球のものとは思えない色してます。
カモシカ平の先端部分、川が終わるあたりでは
え!溶岩!と見紛うくらい水が流れるところには鉄分が張り付いてます。
道の脇も硫黄が析出してます。
この辺、うっ!となるくらいに硫黄の臭いが強いです。
温泉の硫黄の匂いとは比べものにもならないくらい。
苦手な人はタオル当てても良いかもしれません。
振り返って牙山「おお!」ってなります。
なんとなく、まるで日本じゃないみたい。
川の終わるところからすぐが火山館(避難所)
中では山のちょっとした情報が見れます。
管理人の方が好きなのか、ずっとクラシックが流れていました。
なんと!youtubeで!(笑) なんて現代的な
ちなみにこの薪、道中積んであって何本か持って登って行くと喜ばれます(自分は往路その積んである場所見落として持って行きませんでしが、、、
火山館から中位の背の森を20分ほど歩くと、浅間山本体に取り付きます。
左手を見ると、こんな感じ。
奥に見えるのは、四阿山かな?外輪山越しに街を見るなんて、いや絶景。そして天気が良い。
浅間山側はこんな感じ。
火山あるある、砂礫と岩で歩きにくいことこの上ない。道は山を斜めに登るように付けられています。
ので、見た目以上に時間がかかります。
登りきったこの先が本当の浅間山(山頂=釜山)ですが、残念ながら立ち入り禁止です。
その先にこんななんちゃってシェルター。
左の奴は鉄の板、右の奴はコンクリート。
けど、これだけじゃ人気の山なんだし、とても避難し切れないのでは、、、、
右側の火口壁を歩いて一番高いところが前掛山、本日の山頂です!
山頂から本当の山頂を望む。
と期待してましたが、昨日雨が降って、気温が上がったせいか、周りの山にも雲が湧いていて、残念ながら遠くはほとんど見えませんでした、、、、
やはり、そこはガス男
歩いてきた道を振り返って。
やはり、北側にあるあの山、気になるなぁ。
さて、ここで時刻は10時30分。まっすぐ帰れば2時間で浅間山荘です。
本当の山頂じゃないし、景色も今一つ。ちょっと物足りないなぁ。
え、今日めっちゃ天気良いよね。
え、今日は日帰りだよね。
え、外輪山めっちゃかっこよくない?
うむ、やっぱり外輪山行こうかなぁ!!
いや、行くしかないよな!!
と変な気を起こして、急遽予定を変更して外輪山(黒斑山)も縦走することに
(自分こういうこと多いのですが、事故の元なのであまりオススメしない、、、
今日は9時までにレンタカーを返しに行かなければならず、渋滞も考えると、16時には帰路につきたい。
温泉も考えると、残された時間は4時間30分くらい(昼食含む)
ということは、外輪山を2時間30分で一周する必要があるわけですな。
これは、ダッシュだ!!
と、一眼を仕舞い、ストック装備してスピードハイクモードへチェンジ。
浅間山を駆け下ります。
分岐までそそくさ降りて、さあJバンド方面へ
外輪山の壁。ザ!溶岩
外輪山の壁を登りきったところ。ほんと、壁をいっきに登るので、きつかったー
けど先ほどまで外輪山に遮られていたこちら側がより綺麗に見えて、
おお!
これが今しがた登ってきた浅間山!!
本当に見事な成層火山。富士山みたいな形してる!
浅間山見るなら外輪山からが一番良い。
え、外輪山ってあの先まであんの!?
計画に不安がよぎります。
が、あの右手に見える絶景スポットでゆっくりお昼ご飯しましたが(笑
それが、冒頭のカップヌードルです。
やっぱり浅間山なんだから、カップヌードルしないとダメですよね。
突入せよ!
(今の若い子とか、このネタ通じんのかなぁ、、、
外輪山、後半戦は森の中です。
少し雪が残っていることもあり、道はネチョネチョです。
泥だらけになることを諦めれば、歩くのに支障はなし。
そして、黒斑山へ。
噴火警戒レベルが2の時はここまでしか近づけません。
かなり物足りない。
黒斑山から「草滑り」と呼ばれる急な坂を下って元のコースに合流します。
あの左手に見えるのが「トーミの頭」
最初トミーの頭って読んでて、誰やねん!って思ってました(笑
標高差400mくらい
降りるのも前に転げ落ちそうになるくらいでした。本来は登り当てるのが良いかもしれないですね。
ほんとにいるんだなぁ。
友人に聞いたらカモシカ平では必ずカモシカに会えるんだそうですが、本当に会えるなんて。
そしてこのあたりでストックの先のゴムを紛失。登山道を傷つけてしまうので、ここでストックが使用不可に。
(時々、ストックの先を付けずに使っている人見かけますけど、あれは本当にやめたほうが良い。道を傷つけるし、岩では滑るし。
だがそんなことにもめげずに己の脚力だけを頼りに引き続き山を駆け下りて
14時48分ゴール!
なんだやればできるじゃん!
と後半戦はピークハント、スピードハイク感が強かったですが、それでも外輪山からの眺めが最高で、目標タイムにコントロールしてペースを作れたこともあり、なかなか満足感ある山となりました。
行きでは気づきませんでしたが、浅間山荘には馬がいました。
乗馬もできるみたいですよ。
温泉はもちろん浅間山荘(天狗温泉)へ
予定より若干早く終われたので、温泉前のテラスでゆっくりと。
火照った体に風が気持ち良い。何時間でもこうしていられる。
そんな、締めくくりが最高だった、大満足の山行でした。
細かなコース、行程はヤマレコに記録しているので、興味がある方はそちらも是非ご覧ください!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!!