【両神山】秩父のおだやかな山歩に紅葉と霜柱と
あけましておめでとうございます。
シーズンオフしてからまたもやすっかり筆が重くなっておりました。
そんなわけで、シーズンオフ前最後に登った秩父は両神山の登山記録を徒然と。
期待していなかった紅葉に、一面の霜柱。
晩秋の関東の山はこんなにも充実していました。
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最初からクライマックス
今回は日向大谷の登山口から。到着と同時に日の出です。なんとも幸先がいいなぁ。
土曜日でしたが、午前7時の時点で駐車場は空きが十分ありました。登山口直下にも駐車場がありますが、そちらは有料。
11月末ということで、気温は氷点下。レンタカーがノーマルタイヤだったので、道中凍っていたらどうしよう、、、と思いましたが、幸い凍結箇所はなく。
駐車場付近が紅葉のピーク。もう、以下のとおり。
実はこの2週間前に秩父・長瀞に訪れたのですが、少し早かった、こともあり不発だったのですが、この一本のモミジに今年一年の紅葉を十分見せてもらいました。
有料駐車場は一部、先日の台風の影響で崩落。いや、一部ではないか、、、
登山口にはこんな鳥居が。
上には立派な神社もあって。三峰もそうですが、このエリアは山岳信仰が盛んなのかな?
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沢沿いに不明瞭な登山道をすすむ
道は渡渉も多くて、落ち葉の影響で不明瞭でした。
ピンクテープが見えても、さてどう歩こうか、と戸惑うことも多くて、進んでは確かめ、進んでは確かめ。前の人が間違ってることも度々で気の抜けない道でした。
山道って何?笑 ここはすべて山道なんじゃ、と突っ込みポイント。2箇所くらいあったかなぁ。
案外道がしっかりしているので、落ち葉が新しい時期はもしかしたら迷い込む人がいるのかもしれませんね。
やたらと白い不動明王。
1時間30分くらい、ずっと沢沿いを歩くので日差しも入らず極寒。
でも山腹に取り付くと一点、日差しがはいって、広葉樹林のやわらかな日差しと風景。奥多摩エリアってこういう景色が多いから好きだなぁ。
霜柱も威勢よく。
上はしばらく前に崩れたのか登山道毎がっつりもってかれてました。
また、弘法井戸直上の木は最近倒れたばかりのようで、これは台風かな?
手入れの行き届いた山域ですが、自然の恐ろしさをそこかしこで見かけました。
その弘法井戸。
水は勢いよく湧き出していました。冷たそうだったので口にはしませんでしたが
氷が下からにょろにょろと成長中。
ムーミンのにょろにょろってこの辺がモチーフ??
弘法井戸を越えるとすぐに清滝小屋です。
冬季は清滝小屋の水場が止められているので、清滝小屋に泊まる方はここで汲む必要あり。
平成3年築ということもあって、とても綺麗な町営の小屋。
営業していないのがもったいないなぁと思いますが、まあ、両神山は日帰りかなぁ。
清滝小屋直上には染み出した水が氷柱になってました。
清滝小屋から10分ほど登ると、やっと稜線にたどり着きます。
いたるところ、霜柱だらけです。
なぜかここだけ、親の仇かと言わんばかりに踏み荒らされてました。何があった、、、笑
霜柱ってこんなに成長するものなんですねぇ。
雪国出身ですが、あまり霜柱に縁がなくて新鮮でした。
(たぶん、霜柱が育つくらいに寒くなったらそもそも雪で一面覆われちゃうんでしょうなぁ)
土と岩盤の境目から染み出した水が岩の表面を覆ってつるつる。そこにはえちゃった草がかちこちです。
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狛犬?
小屋から30分くらいで神社に到着します。山奥なのに立派な鳥居。
え、人相悪くない!?
ってよく言われるんでしょうね。
そういえば、秩父は狼にまつわるものが多いって何かで読みましたね。狛犬。たしかに、犬か、、、、
やましい心もって、神社に近づくと襲いかかってくるのかなぁ。ガーゴイル的な、、、
奥にも別の神社。ここにも狛犬(狼)います。こちらのほうが犬感ある。そしてちゃんと阿吽だ。
この辺から富士山がチラ見えします。
山頂直下から岩場鎖場が出てきますが、ホールドポイントもたくさんあるので、特に不安はなし。凍ってさえいなければ、、、笑
そんなわけで、3時間で山頂に到着です。
山頂からはもう雲一つない絶景。富士山はてっぺんテカテカです。寒いのかなぁ。
北西方面
八ヶ岳方面アップ
八ヶ岳から、蓼科山まで、北アルプス方面もよいく見えます。槍が岳も見えているそうですが、はて笑
道中ものすごく寒くて、山頂に滞在するのは無理だろうと思われたのですが、奇跡的に日当たりと風の関係か、山腹より山頂の方が暖かかったです。
山頂でゆっくりご飯たべて、シーズン最後の絶景を味わいました。
下山はきた道を引き返すだけなので省略。下山路のこういう道、大好き。
そんなこんなで、今シーズンは百名山を13座(うち3座は再登) 大変充実した登山の年でした。
読んでいただいている方も、そして自分も、今年も良い登山に恵まれますように。
(当面スキーシーズンなので、次の登山は春先かしら笑)