試練と憧れ

絶景の記憶。忘れないように。 これまでの登山の記録をあれこれと。 https://www.instagram.com/mahal2999/

【鳥取・大山】神々の山、伯耆富士(鳥取大山)へガスガス登山

そんなわけで、順番前後しますが、平成最後の登山は鳥取の大山へ。

 

なんでも昔神様が自分の土地が小さいからと周りの国の土地を引き寄せる際に使った杭が大山なんだとか。

 

日本の神話の神様って、なんだか大胆でわがままですよね、、、

 

そんな古くからの伝説が残る大山へ、平成最後の山行はいかに。

 

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例によって、最初は大山と関係ないところから、

 

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そう、当日は鳥取市に宿をとっていたことから、朝一番でまずは砂丘を踏破しに。

 

行ってみたらすごいよ!

 

と様々な方から話を聞いていたのですが、行ってみたら、すごかったΣ(・□・;)

 

確かに写真や映像では伝わりにくいのですが、自分の記憶にある砂浜とか、そう言うのとはスケール感が余りにも桁外れ。

 

見渡す限りに砂の大地が、うねるような大地が広がっているのです。

 

これは、本当に行ってみないと分からない世界でした。

 

しかし、朝6時に行ったのですが思いのほか人が多い。

夜間は駐車場が無料(管理人不在)のためか、車中泊の一大拠点になっている感じでした。

 

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さて、朝から大きなイベントを消化して一路本日の目的地、大山へ。

 

ちなみに鳥取から大山はバイパスと高速道路(無料区間)で楽々サクサクです。

 

大山登山口にはこんな立派なモンベルが。

 

忘れ物をしても安心です(大山Tシャツとか売ってました)

 

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大山は山頂行く場合、

・大山寺裏から伸びる「行者登山道」

・尾根を駐車場から尾根をずっと歩く「夏山登山道」

の2ルートがあります。(6合目付近で合流)

 

今回は、大山満喫コース、登りは行者、下りは夏山を選択です。

 

※行者登山道は後半戦が急とのこと、急な坂は登りに限る、の信条に基づき、登りで選択。(大山のwebページでは下りのコースとして取り上げられてますが、、、)

 

mont-bellを過ぎて雰囲気の良い参道を少し歩くと、

 

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立派な門が見えてきます。この奥が大山寺本堂。

 

歴史あるお寺なので立ち寄っても良いですが、今回は大山登山につき、この門手前を左におれる。

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こっちです。

 

雰囲気が良くて、石畳で、本当に良く滑る道を20分くらい歩くと、

 

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大山神社奥宮に着きます。

 

山に行くと本当に良くあるのですが、神社とお寺が一緒にあるパターン

 

神仏習合」「廃仏毀釈

 

神道と仏教が結びつき、廃仏毀釈によってまた別れ、そんな歴史を踏まえた独特の景観。日本の宗教の歴史を感じる景色なんでしょうね。

 

ですが、お参りするとき手を叩いていのかダメなのか、ややこしくなるのです(^◇^;)

 

さて、ここからいよいよ行者登山道。

 

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最初はなだらかに森林浴

 

30分ほどで、「大堰堤」に出ます。

 

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急に開けた砂利の広がる場所に出ます。

 

「大山が私を感嘆させたのは、その頂上のみごとな崩落ぶりであった」

 

深田久弥言ってますが、大山の崩落した北斜面の土砂が流れ込んで広大な砂利の河原になっています。そして、土砂災害を食い止めるための砂防ダム

 

天井川になっているので、水のない川を横切る形で、堰堤に沿って進みます。

 

ガスでまるで先が見えない時は、こう言う開けた平らな道が一番怖い、、、

 

河原から登山道へ入る場所が見つけにくかったので、ここは道迷いに注意が必要です。

 

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大堰堤にあった北壁の説明。

 

おびただしい落石が頻発。

 

 

この日は山からずっとガラガラ音がしておりました、、、

前日かなり雨が降ったし、あれは落石の音、、、?

 

大堰堤からは一転、急な登りになります。

 

300mくらいの標高を一気に上がります。

根っこがあるわけでもなく、歩きやすいのでペースを誤り、600m /時で標高を稼いでしまったため、登り切った際にはバテバテでした笑

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登り切ってしばらく歩くと、こんな気持ちの良い稜線歩きになります。

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絶景絶景。

 

ところどころ登山道に雪が溜まっていて、雪の上を歩くことになりますが、キックステップで進めばアイゼンは不要。むしろ踏み抜きに震えながら進みます。

 

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そんなこんなで、気持ちの良い稜線歩きを1時間くらいで大山山頂です。

 

大山山頂からは独立峰ならではの、展望と、特に山から見下ろす日本海がよく見える!

 

らしいですが、見ての通り、ガスガスでした。

 

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けど、下山方向に歩くと、まるで雲海に向かって道が伸びているようで、これはこれで絶景絶景。

 

北向きの写真なので、天気が良ければこの向こうに日本海がバーン、

 

なのでしょう。

 

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帰りもガスの中。

 

けど、小雨・ガスの森歩きは雰囲気が良くて嫌いじゃないです。

 

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夏道登山道を阿弥陀堂付近で逸れて、僧兵コースへ寄り道しました。

 

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髪の醜いのにつけると髪が綺麗になる、なんだか凄いご利益の水らしいです。

 

どう見ても雨水が溜まってました、、、

 

髪の醜いのって、おま、、、、

 

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この道、最後、お寺の前で普通に渡渉します。

 

そんなこんなで、最初パスした大山寺の本堂脇に出ることができ、せっかくなのでお参りを。

撫でるとそこが良くなるありがたい仏様がいらっしゃいました。

 

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なんか、木でできているから、残念な感じです、、、、

 

そんなこんなで、神社から始まり、お寺に下山し、大山も無事完登となったのでした。

 

帰りは参道脇にある温泉に立ち寄り

 

tourismdaisen.com

 

雰囲気のため、少し薄暗い感じでしたが、温泉はのんびりできて、1階にある豆腐のお店の投入がめっちゃ美味しくて、下山後速攻温泉入りたい派としてはいい湯でした。

 

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こういう歴史のあって、霊験あらたかな山の良いところは、

ガスガスであってもそれが雰囲気となって、天気が悪いことが損した気分にならないところ。

 

大山、大満足でした。

 

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平成最後の号外を読みながら、福山の街で打ち上げをしたのでした。

 

以上