【長野県・蓼科山】諏訪富士から紅葉の八ヶ岳山麓を眺む
東京でサラリーマンしていると、そうそう山には行けないのが悩みごと。
電車だと2時間以上揺られてさらにバスの乗り換え→面倒くさい
車借りると首都高抜けて、渋滞必至の中央道やらを抜けて→面倒くさい・お金が保たない
そんなわけで、過去の山を思い出して山に行けないこの気持ちを宥めつつ、過去の山の思い出を記録しよう。
(きっと、過去に行けば行くほど、記憶が曖昧に→記載が雑になっていくことでしょう。そこはご愛嬌)
そんな、過去に登った山シリーズ、最初は2018年の秋に登った「蓼科山」
予想を裏切る晴天と錦の八ヶ岳の裾野へ
今回はビーナスラインを遡り、
「女乃神茶屋」の蓼科山登山口から。
11月ということもあり、万が一凍っていたりしたらどうしよう、、、
ドキドキしてましたが、道は綺麗なもの。
都内からだとかなり遠いので、現地着は8時頃。
ですが、駐車場はガラガラでした。
(山の紅葉はすでに終わっている頃、曇りの予報だったし、まあ、こんなものか。)
ちなみに駐車場にはトイレあり。
準備をして、8時30分登山開始
登り始めは曇天だったので、まるで写真が残っていない。
そんなに急ではない、細い木がまばらに茂る道を歩きます。ほのぼの気持ちがいい感じ。
ちなみに、登り始めではないけれど、少し行ったところの登山道はこんな感じ。
途中から晴れてきて、秋の穏やかな日差しが差し込みます。
振り返ってみると、この絶景。
左手には八ヶ岳。
奥は南アルプス。
天高く、青空と八ヶ岳の裾野は真っ赤に色づいて。
秋の登山はこうあるべき。という絶景が広がってました。
途中少し斜度がきつくなる場所があるので、
ところどころこういう振り返ると絶景、なポイントが広がってます。
終盤はこういう溶岩(?)がはがれてゴロゴロ、大きな岩が広がる風景。
どこが正規のルートかまるでわかりませ。
・このオレンジ色のポール(たぶんこれ以上先はだめのサイン、、)
・ときどき現れるペンキの印
を頼りに上へ上へと登っていきます。
岩ゴロゴロエリアに入ると高い木もなく、独立峰ならではの果てしない見晴らしの絶景が広がってます。
どんな感じかというと
こんな感じ。
(`・∀・´)
この景色を拝めれば山頂はすぐそばです。
ちなみにルートはずっと斜面を巻いて敷かれてます。
山頂にはこんな神社があります。が、スルー。
神社の奥を見ていただくと伝わるかもしれない、
山頂はどこが一番高いのかまるでわからない、
それくらいとてつもなく広いです。
そこからの景色も
めっちゃひろーーい
絶景
テンションだだ上がりでした。
山頂着が11時頃。のんびり歩いて2時間半。
ちなみに、八ヶ岳はこの写真でもわかるように道中ずっと、雲の中。
きっと八ヶ岳が雲を食い止めてくれたおかげで蓼科の山はこんなに晴れたんだな。
ありがとう八ヶ岳
ここまで頑張ってくれて。
山頂に到着して一通り写真を撮り終わったあたりでついに、
蓼科山も雲の中へ
ときどきデレっと晴れるので慌ててカメラを構え、一喜一憂。
下りは来た道をまっすぐ引き返します。
途中の小屋は10月末で今季の営業を終えたようで撤収の真っ最中でした。
そんなこんな、14時過ぎには下山。
山頂で晴れ狙って1時間30分くらい休憩して、トータル6時間程。
なんてコスパのいい山なんだ、、、、
帰りの道とっても鮮やかに紅葉している紅葉があったので、一枚。
帰りの温泉はこちらへ
https://www.tateshina-shinyu.com/hotspring/
今度はふつうに泊まりに来たい!!
と思う、温泉よし、雰囲気よし、サービスよしの最高の旅館でした。
日曜日の15時頃ということで、他にお客さんがいなく、これはチャンスと、
露天風呂から
内湯から
写真を撮ってしまいました。
いやー今思い出してもいい温泉だったなぁ。
浴室に畳ひいてあるところときどきあるけど、柔らかくて暖かくて、とても好き。
そんな、
ほんとうに望外の秋晴れに恵まれた、最高の諏訪富士登山でした。
【東京・雲取山】 ほんとうに、東京都再奥の秘境へ
東京都最高峰。東京都の唯一の百名山。日帰りできるもんならやってみろ。
そんなこと言われたら東京に拠点を置く山好きとしては登らないわけにはいかないじゃないですか。
週末の尾瀬行きが雪多過ぎ事件によりキャンセルになって傷心していたところに、日曜日弾丸日帰りの雲取山登山のお誘いが。
これは行かないわけには行かない。
ということで、月曜日からのことは考えずに、東京都最高峰を極めに行ってきました。
登り始めは鴨沢の村営駐車場から。
鴨沢のバス停から50分ほど(CTベース)歩いた先にある駐車場。日帰りで考えるとここをショートカットできる意義は果てしなく大きい。
日曜日の7時の着で泊まりの人の下山前の時間でしたが、まだ10台ほど停められそうなくらい空いていました。
国道から駐車場方面に至る道が急角度で曲がるし、道は狭いしでヒヤヒヤですが。
登山道入り口にはいろんなブログで見かけるこの看板。
なんじゃこのヘンテコな看板は。と思うのですが、
下山後に見返すと、確かにこの山のポイントを押さえている要約版みたいな看板です。
が、道中狼伝説と、このUFO的謎の生物についてだけは全くわからず。
将門公(平将門)の伝説については道中看板がたくさん立っていて、道中の話題になかなか面白かったです。(女性99人+奥さん連れて逃げていたとか突っ込みどころが多すぎるΣ(・□・;)
最初はザ東京の山、植樹された杉の森がずっと続きます。
代わり映えがしなさ過ぎて、
「ここさっきも通った気がする、、、、」
という遭難あるあるの感覚に度々襲われます。
逆にそんな道がずっと続くのだから、下りの逆浦島太郎現象の発生を登りの時点で予感してしまう、そんな恐ろしい冒頭1時間半でした。
(この予感はもう、盛大なフラグでしたが、、、、)
杉の森を抜けると広葉樹の新緑まぶしい気持ちの良い道。
曇りの予報で晴れを期待していなかったから、この風景は本当にありがたかったです。
まあ、時々曇りますが。
広葉樹林に変わってからしばらく歩くと、こんな見通しのいい広ーい稜線に出ます。
そして、奥に見える変な木は
雲取山名物
dancing tree
ほんと、どうしてこんな形に育ったのかしら。育て方間違えたかしら。
ディズニー映画にぴったりな見たこのない面白い木でした。
少し歩くと2019年の3月末で営業を終了した奥多摩小屋。
近くのテント場には幕営用の石がそのまま残っていたり、テント泊の人が夜な夜な酒を飲みながら語りあったであろう丸太のイスが車座のまま並んでいたり、往時の賑わいを彷彿とさせるワンシーンでした。
ちょっと歩けば山頂はすぐそこ。すんごい綺麗な避難小屋が見えます。
中はこんな感じ。
今まで見てきた避難小屋の中ではベスト1の綺麗な避難小屋。奥多摩小屋なき今、シュラフ持って泊まりに来るならこの避難小屋がベスト!
避難小屋の近くでは、奥多摩小屋がなくなって道中一切なくなってしまったトイレ対策か、トイレの設置工事が進められていました。
そして、避難小屋からあること、
1分
雲取山山頂です。
残念ながら、この奥に見えるであろう、富士山は雲の奥。
けど、こんだけ見通せて、青空日差しもあれば文句はない。
大理石の山頂標識とか、立派すぎる。
そして、山梨県もどうか時々思い出してください。
三角点原票もありました。
明治の頃に設置された三角点はこんな感じだったとか。
我々の知っている三角点より随分大きい。
避難小屋の方に戻ってみると、
あ、ありました山梨百名山の標
埼玉と東京でそんなに割って入ることのできないような特別な関係なんでしたっけ。
いじめ、ダメ絶対。
帰りはちょっと寄り道、七ツ石山経由でした。
山頂にあったこの小さな杉の気。
何に見えます。
僕にはもう、キッコロにしか見ない
(愛・地球博を参照)
七ツ石山の山頂から雲取山方面を見返す。
これは、最高の稜線だ!!!
この間四国の剣山行ってこんな綺麗な稜線、そんなにあるものか、と言ったけれども、
こんな近くにありました。
お詫びして訂正いたします。
稜線マニアとしてはテンション最高潮でした。
なお、ここから先は2時間30分程度、精神力の限界を超えた単調な下り道です。
もし、今後雲取山に行くなら、盛り上がる話題は下山まで取っておくことをお勧めします。もう、歩く以外の楽しさ見つけないと、心が持たない、、、、
帰りは奥多摩駅近くの「もえぎの湯」へ
奥多摩駅利用する他の山の登山者も含め、館内への入場順番待ちが発生するくらいの、大人気でした。アルカリ性?の肌に良さそうなお湯でした。
入館者制限があるからか、浴室は芋洗いにならず、快適に楽しめました。(洗い場のキャパシティが不足気味で、シャンプーしていると後ろに全裸の男たちがずらっと並んでしまう、何やら異様な光景でしたが、、、、
そんな、始まりと終わりは今一歩かもしれませんが、
国内トップクラスの稜線
見渡す限りの山々
東京都にありながらのこの秘境感
雲取山は距離の長いだけの、東京都唯一の百名山という名倒れの、参加賞的百名山かと思っていましたが、
そんなことはない、東京の山の良さを最大限詰め込んだ最高の山でした。
エピローグ
七ツ石小屋で買った登山バッチ
ま、まさか、、、
雲と
鳥と
山で、
そんなバカな、、、、
今回もお読みいただきありがとうございました。
【鳥取・大山】神々の山、伯耆富士(鳥取大山)へガスガス登山
そんなわけで、順番前後しますが、平成最後の登山は鳥取の大山へ。
なんでも昔神様が自分の土地が小さいからと周りの国の土地を引き寄せる際に使った杭が大山なんだとか。
日本の神話の神様って、なんだか大胆でわがままですよね、、、
そんな古くからの伝説が残る大山へ、平成最後の山行はいかに。
例によって、最初は大山と関係ないところから、
そう、当日は鳥取市に宿をとっていたことから、朝一番でまずは砂丘を踏破しに。
行ってみたらすごいよ!
と様々な方から話を聞いていたのですが、行ってみたら、すごかったΣ(・□・;)
確かに写真や映像では伝わりにくいのですが、自分の記憶にある砂浜とか、そう言うのとはスケール感が余りにも桁外れ。
見渡す限りに砂の大地が、うねるような大地が広がっているのです。
これは、本当に行ってみないと分からない世界でした。
しかし、朝6時に行ったのですが思いのほか人が多い。
夜間は駐車場が無料(管理人不在)のためか、車中泊の一大拠点になっている感じでした。
さて、朝から大きなイベントを消化して一路本日の目的地、大山へ。
ちなみに鳥取から大山はバイパスと高速道路(無料区間)で楽々サクサクです。
大山登山口にはこんな立派なモンベルが。
忘れ物をしても安心です(大山Tシャツとか売ってました)
大山は山頂行く場合、
・大山寺裏から伸びる「行者登山道」
・尾根を駐車場から尾根をずっと歩く「夏山登山道」
の2ルートがあります。(6合目付近で合流)
今回は、大山満喫コース、登りは行者、下りは夏山を選択です。
※行者登山道は後半戦が急とのこと、急な坂は登りに限る、の信条に基づき、登りで選択。(大山のwebページでは下りのコースとして取り上げられてますが、、、)
mont-bellを過ぎて雰囲気の良い参道を少し歩くと、
立派な門が見えてきます。この奥が大山寺本堂。
歴史あるお寺なので立ち寄っても良いですが、今回は大山登山につき、この門手前を左におれる。
こっちです。
雰囲気が良くて、石畳で、本当に良く滑る道を20分くらい歩くと、
大山神社奥宮に着きます。
山に行くと本当に良くあるのですが、神社とお寺が一緒にあるパターン
神道と仏教が結びつき、廃仏毀釈によってまた別れ、そんな歴史を踏まえた独特の景観。日本の宗教の歴史を感じる景色なんでしょうね。
ですが、お参りするとき手を叩いていのかダメなのか、ややこしくなるのです(^◇^;)
さて、ここからいよいよ行者登山道。
最初はなだらかに森林浴
30分ほどで、「大堰堤」に出ます。
急に開けた砂利の広がる場所に出ます。
「大山が私を感嘆させたのは、その頂上のみごとな崩落ぶりであった」
と深田久弥言ってますが、大山の崩落した北斜面の土砂が流れ込んで広大な砂利の河原になっています。そして、土砂災害を食い止めるための砂防ダム。
天井川になっているので、水のない川を横切る形で、堰堤に沿って進みます。
ガスでまるで先が見えない時は、こう言う開けた平らな道が一番怖い、、、
河原から登山道へ入る場所が見つけにくかったので、ここは道迷いに注意が必要です。
大堰堤にあった北壁の説明。
おびただしい落石が頻発。
この日は山からずっとガラガラ音がしておりました、、、
前日かなり雨が降ったし、あれは落石の音、、、?
大堰堤からは一転、急な登りになります。
300mくらいの標高を一気に上がります。
根っこがあるわけでもなく、歩きやすいのでペースを誤り、600m /時で標高を稼いでしまったため、登り切った際にはバテバテでした笑
登り切ってしばらく歩くと、こんな気持ちの良い稜線歩きになります。
絶景絶景。
ところどころ登山道に雪が溜まっていて、雪の上を歩くことになりますが、キックステップで進めばアイゼンは不要。むしろ踏み抜きに震えながら進みます。
そんなこんなで、気持ちの良い稜線歩きを1時間くらいで大山山頂です。
大山山頂からは独立峰ならではの、展望と、特に山から見下ろす日本海がよく見える!
らしいですが、見ての通り、ガスガスでした。
けど、下山方向に歩くと、まるで雲海に向かって道が伸びているようで、これはこれで絶景絶景。
北向きの写真なので、天気が良ければこの向こうに日本海がバーン、
なのでしょう。
帰りもガスの中。
けど、小雨・ガスの森歩きは雰囲気が良くて嫌いじゃないです。
夏道登山道を阿弥陀堂付近で逸れて、僧兵コースへ寄り道しました。
髪の醜いのにつけると髪が綺麗になる、なんだか凄いご利益の水らしいです。
どう見ても雨水が溜まってました、、、
髪の醜いのって、おま、、、、
この道、最後、お寺の前で普通に渡渉します。
そんなこんなで、最初パスした大山寺の本堂脇に出ることができ、せっかくなのでお参りを。
撫でるとそこが良くなるありがたい仏様がいらっしゃいました。
なんか、木でできているから、残念な感じです、、、、
そんなこんなで、神社から始まり、お寺に下山し、大山も無事完登となったのでした。
帰りは参道脇にある温泉に立ち寄り
雰囲気のため、少し薄暗い感じでしたが、温泉はのんびりできて、1階にある豆腐のお店の投入がめっちゃ美味しくて、下山後速攻温泉入りたい派としてはいい湯でした。
こういう歴史のあって、霊験あらたかな山の良いところは、
ガスガスであってもそれが雰囲気となって、天気が悪いことが損した気分にならないところ。
大山、大満足でした。
平成最後の号外を読みながら、福山の街で打ち上げをしたのでした。
以上
【四国・剣山】酷道を超えて日本屈指の稜線の地へ
そんなわけで、令和元年2日の登山は四国は徳島県の剣山へ。
四国遠征最後を締めくくるを四国の名峰はどのような景色を見せてくれるのでしょうか。
さて、最初はまるで山が関係ない話題。
前日に石鎚山へ登ってその後松山へ宿をとっておりました。
松山といえば、そう、道後温泉。
山に行けば温泉がある。山の後に温泉に入らないなんてありえない。
そう、山好きと温泉好きはエヴァンゲリオンとシンジ君ばりのシンクロ率だと言うのはほぼ判例通説の立場。
GW中と言うこともあり夜はとんでもない混雑との話だったため、「朝風呂」入りに、山好きの習性、早出をフル活用して始発電車で道後温泉へ。
道後温泉、建物の外観から街から遠いところにあるんだろうなぁ、と思っていましたが、実は路面電車で15分くらいで着くめっちゃ街中にあります。
電停で始発を待っているとゾロゾロと観光客風の人たちが。
いやいや、こんな朝早くから温泉入りに行く奴なんてそんなにいないでしょう(⌒-⌒; )
いやーな予感を抱えつつ、
こんな可愛らしい電車で道後温泉へ。
はい、朝6時45分時点で、入場まで2時間待ちの大行列でした。
お風呂入るために朝から2時間待ちってΣ(・□・;)
道後温泉の人気を完全に見誤っていました。
流石に2時間も待っていたら今日の予定は松山観光で全て埋まってしまう、、、
と思っていたら、そこは流石観光地
同じお湯にすぐ入れる施設がちゃんと用意されていました。
道後温泉まで来てお風呂に入らず帰ると言う不名誉に浴することもなく無事に朝から贅沢に温泉を満喫しました。
そんなこんなで温泉に入り、市街のスタバで朝ごはんを食べ、松山を完全に満喫して、
朝10時、松山を出発して一路本日のメインイベント剣山へ。
松山から剣山まではおよそ3時間。
どれだけかと言うと、車一台すれ違うのがスレスレの道がずっと続きます。
しかも、
ところどころブラインドカーブなのに、カーブミラーがないΣ(・□・;)
いくらこちらが慎重に行っても向こうが遠慮なく曲がってきたらぶつかるんじゃね、これ。
もちろん、そんな酷道の様子をお伝えする写真なんて撮っている余裕はありませんでした。
と言うことで、道中お気をつけくださいと言うことだけお伝えして、いざやっと、剣山へ。
今回はリフトを使って、一気に天空の世界へ。
決して楽をしたいと言うことではありません。
歩き出しの時点で1750m
車もリフトもなかった頃は本当に秘境中の秘境だったんだろうなぁ。
登り出し、なんだか可愛らしいです。
今回はリフト降りて直進方向から、「大剣道」経由。現地の地図上で60分で山頂です。
ちょっと登ると、大剣神社にでます。
「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」
何、めっちゃすごいご利益ありそうじゃん。
、、、なんだか寂れていました。
そこから少し登ると山頂はすぐそこです。
「剣山の頂上は、昼寝を誘われるようなのんびりとした気持ちのいい所であった。」
いいよ!深田久弥良いこと言ったよ!
剣山の山頂はその名前にそぐわない、本当になだらかでのんびりした、それでいて景色がめちゃくちゃ良いんだから、最高の場所でした。お酒とツマミがあればこの景色だけで寝るまで飲める。
そして、カメラの設定が何故かモノクロになる事件。
意外と味があって良いからモノクロ写真ハマるかも。
そして、剣山最大の見せ場が
次郎笈へ続く最高の稜線。
登山やっている人と稜線好きのシンクロ率はry
草原の稜線と言うと谷川岳から万太郎山へのあの最高の稜線があるけど、
あの稜線ほど素晴らしいものはこの世にはないでしょうと思ってたけど
あったわ
この天気、この稜線、最高でした。
こんなことならもう1日とって、この稜線をテント泊しながら歩いてみたかった。
剣山再履修決定です。
そんなこんな後ろ髪引かれつつ、
山頂の神社で今回も御朱印をもらって、下山です。
ちなみに、今回の山頂スイーツは
一六タルト。甘夏みかん味でした。限定らしいけど、これめっちゃ美味しいです。
思わずお土産に買って帰りました。
そんなわけで、帰りはサクサク、尾根道(CT35分)で下山。
帰りも空の旅を楽しむべく、リフトで下山。
決して楽をしたい訳ではry
登りは次郎笈方面、降りもこの絶景。
リフト乗らない派であっても、このリフトは乗っても損はないですよ。片道1000円程だとしても、この贅沢と引き換えなら安く感じます。
そんな訳で剣山。着いてしまえば登るのは楽々。景色は最高。
そんな最高の山でした。
帰り道は充足感に満ちつつ、でも下りも酷道を1時間降っての帰路となりました。
この日の宿は香川は高松。
道中塩江温泉は新樺川観光ホテルに立ち寄りました。
この温泉。アルカリ性のとっても高い、素人目でも美肌の湯でした。
硫黄泉もあの匂いとか嫌いじゃないのだけれども、湯あたりしがちなので、アルカリ性の温泉が実は好みなのです。
この温泉、意外と知られていないのかガラガラでしたが、最高でした。
そして、夜は高松でうどんを満喫。
高松の繁華街、ライオン通りを一歩入ったところにあって、夜中11時でも行列があるような人気店。
せっかくだし、と名物のカレーうどんをいただきまして、この最高の四国満喫日和を締めくくりました。
四国最高!
以上
【四国・石鎚山】(令和元年5月1日)
そんなわけで、最初にご紹介するのは、令和初日という記念すべき日に登った四国は愛媛県、「石鎚山」
せっかくの長い休みだし、ちょっとは無茶をしよう。
と中国・四国地方完全制覇の旅へ出てまいりました。
本当はこの2日前に移動して、この前日(平成最終日)には鳥取の大山に登っているのですが、それはまた後日。
深田久弥曰く、「山骨稜々として厳父的」な、この西日本最高峰。古くから開けた霊山、石鎚山。令和最初の山行はさていかに。
今回のコースは山の北側から、石鎚山ロープウェイを登る「表参道コース」
石鎚山にはこの他に、南側から登る「裏参道面河コース」(深田久弥が登ったのはこっち)、西側の堂が森から登るコース(深田久弥が降ったのはこっち)、の主に3つのコース。
今回は前日が広島県は福山市に宿をとっていたため、アクセスしやすいこのコースから登ることにしました。
決して、ロープウェイ使って楽しようということではありません。
ロープウェイのすぐそばに駐車場があります。
着いたのが10時くらいになってしまい、令和初日だし、GWだし、混んでるんだろうなぁ、と思いましたが、意外と駐車場はガラガラでした。(こんな山奥なのに、800台くらい停めれる駐車場があるんだからそりゃそうか。
※無料で停めれるスペースも少しばかりありましたが、そこは満杯。
駐車場の目の前がもうロープウェイです。
ロープウェイは20分刻みですが、混み合う時間は10分間隔で臨時便が出ているようです。ロープウェイで一気に700mほど標高を稼ぎます。
あまりの標高差ゆえか、ロープウェイの中では耳がツンとなった時の対処法がアナウンスされていました。
決して、ロープウェイ使って楽しようということではありません。
山頂駅から20分ほど、体慣らしをしながら登ると石鎚神社中宮成就社が見えてきます。
令和初日ということで、記念の紅白餅が貰えました。ありがたい。
神社の横を抜け、ここからいよいよ本格的な登山道です。
ちなみに、神社からしばらく、標高にして100mほど、降ります。
道を間違えたかと不安になるくらいずっと降ります。
八丁坂というらしいです。
登山において、最初が降りというのは一番嫌なパターンですよね。鳩待峠からの尾瀬ヶ原とかまさにそう。
あーこれまた登るのか、とか思いながらこんな雰囲気の良い道を歩いていきます。
そんなこんな、神社から40分ほど歩いていると出てくるのが
はい、えげつないとの噂の「試しの鎖」
下から見上げるとこんな感じ。けど、これで半分も見えてません。
足をかけるポイントが少ない上に、雨で滑りやすい岩肌。
三点支持を言い聞かせて慎重に登ります。
この試しの鎖、あまりにも長くて途中から集中力が切れないよう、「右手よし!」とか呼称しながら心を繋いでのぼりました。
あとで調べたら長さにして大体70mくらいあるんだって。殆ど垂直みたいな鎖場なので、高さも一体どれだけ、、、
そんな長い鎖場を超えると、ご褒美の厳かな絶景。
雰囲気ありますな。四国は。
もう、もののけ姫の世界。どこかにおっことぬし様がいらっしゃるのかもしれない。
ちなみに、この鎖場、このあと、降ります。
そう、降ります。
「この先の鎖に挑戦するに足る男か、我が見極めてくれるわ!」
という試練をクリアするとメインフロアの扉の鍵が解除される、ゼルダの伝説的イベントなのです。
ちなみに降りはもっと急で、殆ど垂直降下。
もう、細かいことは考えず、鎖に全体重を預けて懸垂降下の要領で降りました。
※迂回路はただの登山道です。とっても歩きやすくこの区間通過するのに5分とかかりません。鎖を超えると、待ち時間と頂上での回復時間も必要になるので、ざっと30分くらい通過に見ておきたい。
このあといよいよ1の鎖が登場するのですが、試しの鎖と比べるとあまりにイージー
鎖を超えて少し歩くと、とつぜんめちゃくちゃ綺麗な建物。
トイレでした。こんなところにびっくりです。
トイレの直後からはいよいよ、2の鎖、3の鎖。
中ボス、ラスボス戦の連戦です。
余裕をかなり削られていたので、どれがどの鎖だったかすでに曖昧と言う、、、
個人的には剱岳の鎖場より余裕がなかったです。
一つ一つがカニのたてばいに匹敵する鎖で。それが波状攻撃なんだもん、、、、
そんなこんなで3の鎖を乗り越えればそこが山頂です。
この山は修験者の修行の場として栄え、この鎖はまさに修行のそれ。
心は全て山の厳しさと向き合い。雑念がどんどんそぎ落ちていく。
そして乗り越えた先の山頂。
「ありがたいなぁ」と悟りの境地に至ってしまう、そんな久々に全力を出し切った登りでした。
そんなわけで、山頂は流石賑わっていました。
しかし、本当の山頂(西日本最高峰)はここから少し先の「天狗岳」と言われるところ。
見ての通り、少々ありえない道を歩いた先。左側はがっつり切れ落ちてます。
一番足場がよいのはナイフの刃の部分ですが、そんな命懸けの平均台なんて誰が、やるか!
と言うことで、みんなではうように進んでいきます。
天狗岳山頂からは、綺麗な雲海でしたが、人が詰まっているので早々に退散。
山頂に戻ってお昼ご飯。予定より1時間遅れているので少しまきめですが、
遠征では必ずご当地のスイーツを持っていくことにしているので、本日のスイーツ。
もみじ饅頭じゃけぇ。
ご当地ちゃうやん、とか、広島県民を愚弄するな、とか、許してください。
前日福山泊だったので、大好きなもみじ饅頭を買ってきました。
やはり美味い。
「限定で写真入りの御朱印あるよ。」
「うむ、それをもらおうか」
御朱印集めはご無沙汰でしたが、こんな記念の日にこんないい場所で買わないなんてもったいない。
後ほど中宮成就社で御朱印帳も新しくしました。浮かれてるなぁ。
帰りも鎖を行くべきかもしれませんが、疲労困憊、時間もないので、迂回路から。
迂回路はまるでマンションの非常階段。めちゃくちゃ綺麗に整備されてました笑
迂回路通れば誰でも楽々アクセスできますな。
そんなわけで、3時間かけた登りでしたが、降りは1時間ちょっとでサクサク下山。
帰りに石鎚山SAにある温泉で汗を流して本日のお宿、松山へと下山したのでした。
どうでも良いですが、後日行った道後温泉もしかり、愛媛の温泉にはシャンプー等の備え付けがないのがデフォルトなのですかね。
基本持参派なので問題なしでしたが、少々びっくりしました。
締めは松山ではそこそこ幅を利かしていると言う「助格」さんで石鎚の名を冠した日本酒をいただき、お後もよろしく、最高の令和元旦登山を締めくくりました。
色々な山に登って来ましたが、雲海広がる雰囲気と怒涛の鎖場による波状攻撃もありつつ、登っていて興奮してくるのではなく、心が穏やかになっていく、そんな経験をした山は初めてでした。
いやー、山って本当にありがたい。
以上
山情報
・所要時間(標準タイム):4時間7分(5時間15分)
・天候:曇り
ブログの目的とか
令和元年4日。
ブログの最初の記事を書くにはなんとも中途半端な日付ですが、思い立ったが吉日。
これまで自分の中と仲間内だけに留まってきた山の想い出を誰かに伝えたくて。
ブログ、初めてみました。
○書いていきたいこと(やりたい事)
・山の素晴らしい景色を伝えたい(EOS kiss X6iを愛用)
・山のコース情報を伝えて登山計画の一助にしてほしい(登山に際し、他の方のブログ、大変参考にしてます。)
・山仲間を増やしたい。(山小屋での夜のように。山の事って、なんだかいろんな人と語り合いたいですよね。)
更新頻度はそんなに高くないけど、鉄は熱いうち、山に登ったら想いの熱いうちに書いていきたいと思います。
○書いてる人
・東京都在住
・小学校の遠足で百名山に登らされるような山岳エリート養成県出身
・百名山はまだ31座
そんな何処にでもいる山好きです。
ちなみに、タイトル、分かる人には分かる。
某一般登山難関の山の麓にある石碑。
山に対する想いを見事に表しているいい言葉ですよね。
実は、その麓からは登った事ないんですが、、、笑(別のルートからは登ってますよ) 近いうちに再度この試練に挑みたいと思ってます。
そんなわけで、どうぞよろしくお願いします。