【茨城・筑波山】関東の伏兵、筑波山へ
筑波山っていうと、
なんであの山が百名山!?
という文脈で語られる事もある、茨城県はつくば市にある、標高わずかに876mの山。
(深田久弥自身、筑波山を百名山に選んだことに不満な人があるかも知れない。こんな通俗的な山を上げるくらいなら、、、と自分で言ってますな)
そんな下馬評もあり、ずっと行ったことなかったこの山。
けど、冬の通勤途中車窓からふと見えた山容に心惹かれ、冬の筑波山へふらっと。
期待を良い方向にガツンと覆す記憶に残る良い山でした。
2月の三連休、土曜日の夜に山友と街で飲み、冬で山に行けないことを嘆いた翌朝。
ああ良い天気だ、山欲を抑えられない。
というわけで急遽カーシェアで車を手配。東京から3時間車を走らせ筑波山へ。
夏であればICから尾根道を走らせるともっと早いのですが、尾根道は凍っているとの情報があったため(カーシェアはもちろんノーマルタイヤ)つくばの街を抜けるルートで。市街地通過に思いの外時間を取られました。
ルートとしては主に、筑波山神社から登るのと、つつじヶ丘駅(ロープウェイ)から登るの2つ。
それぞれ、ケーブルカーないしロープウェイ使ってもよく、それに沿って進む道、山の中を切り開く道、バリエーション豊かです。
事前情報でケーブルカー沿いの道はつまらないとの情報があったため、今回は筑波山神社から、白雲橋コースを辿ります。(道が凍っててつつじヶ丘駅まで行けなかったという事情もありますが、、、)
神社の脇から登山道へ入ります。
神社の山道と比べると、あまりにもさりげないので、合っているのか不安になりますが、「登山道→」みたいな木の板があるので迷わず登山道に入れます。
しかし、関東平野が見渡せて良い場所だなあ。
将来は山の斜面に家を持ちたい。
登り始めはこんな感じ。普通に山道ですね。
ちょっと歩くと白蛇弁天。
白蛇見かけると幸運に恵まれるとか、なんとか、書いてあった気がします。
過ぎたあたりから雪が増えます。
前日に降ったようで、柔らかくアイゼンなくても歩けます。
雪のおかげで暑くなく、木漏れ日気持ち良い、穏やかな道を歩いて行くと、ロープウェイ側からの「おだつ石コース」と合流します。
そして、この辺から筑波山名物(?)奇岩ゾーン。
詳細割愛!(笑) いやー色々考えるものだなぁと。
そして、スタートが遅かったため、このあたりで時刻は15時ころ。日が陰り始め、標高も多少なりと上がってきたため、雪が凍ってきます。
もう、全くグリップしないので滑る滑る。
アイゼンを履くべきか、いやいや、所詮は筑波山、こんなところで使うわけにはいきません、など迷いながら登ります。
(結果最後の最後で転んで打撲しました。教訓、2本爪の簡易スパイクでも良いので、凍っていたら迷わず履きましょう。)
そして、筑波山(女体山)の山頂です。
そしてこの絶景。
少しモヤがかかり始めてしまってましたが、それでも関東平野って広いなぁ。霞ヶ浦って本当大きいなぁ。というのを存分に体感できる絶景でした。
今度はもっとキリっと冷えた真冬に、大展望求めて来よう。
と再訪を誓ったのでした。(`・∀・´)
女体山から男体山へ移動します。
途中にガマ石がありました。ああ、確かにガマだ。口に石を咥えさせる(ナイスシュート)すると良いことがあるのか、みんなチャレンジしてました。
なんだかロマンチックなところですね。ぜひ新婚さんに立ってもらいたい。
鞍部はケーブルカーの発着所です。向こうに男体山が見えます。
そして男体山(写真は直下)
北斜面は雪がすごい。滑る滑る。
ちなみに男体山は景色がさほどよくありませんでした。女体山での大パノラマを味わってしまったので「ふーん」で下山。
帰りはこんな凍ってきている道を歩くなんて、嫌ややわぁ。
ということで、先ほどのケーブルカー乗り場からケーブルカーでサクサク下山しました。
さざれーいーしーのー
のさざれ石ってこれみたいです。
つまり、どういうこと??笑
把握。
(天皇とか皇室に縁がありそうな神社だけど、紋は三つ葉葵なんだなぁ。)
展望著しく、気軽に雪山歩きも楽しめる、関東の冬にフラっと行くのにめっちゃオススメの、良き山でした。
あまり山に登らない友達とか、子供とかと、ちょっと山を歩きたい時は本当にオススメです。
そんなわけで、本日もお読みいただきありがとうございました。
ちなみに、付近の日帰り温泉は数も少なく、寡占独占進んでいるのか、1300円と、インフレ著しかったです。筑波山でこれだけは残念だったなぁ。アルカリ性強めの良いお湯でしたが。筑波山温泉 つくば湯
(あ、打ち上げのビール缶が写り込んでる、、、笑)